茨城県つくば市立栄小学校の6年生で、2024年度に計10コマで行われたキャリア教育は「社会人養成所」という授業名で行われた。「魁!! 栄塾」と題した6種類のワークシートを軸に展開。保護者へのお仕事インタビューから始まり、職業適性検査などを経て、「おしごと年鑑」を活用した職業選び・職業調べを行った。
- 実践校
- 茨城県つくば市立栄小学校
- 学年
- 6年生(2024年度12~3月)2クラス計49人
- 授業
- 総合的な学習の時間
- 時間
- 全10コマ
- 使った教材
- 「おしごと年鑑」ほか
保護者へのお仕事インタビュー
キャリア教育授業についてのオリエンテーションの後、12月に児童らは冬休みの宿題として、保護者に仕事についてのインタビューを行った。
インタビューはワークシートに記入する形で、仕事内容、その職業に就いたきっかけや動機、仕事で大変なこと・気を付けていること、仕事のやりがい、どんな職業の人と協力して仕事をしているかなどについて話を聞いてまとめていった。
適性検査を試して、職業調べ
その後、厚生労働省の「職業情報提供サイト job tag」を利用し、児童それぞれが自分の適性を検査。そして『おしごと年鑑』を読み込み、さらに自分が興味をもてる分野や会社を絞って調べていった。


仕事の企画書を作成
「おしごと年鑑」を活用し、1社選んでの調べ学習が終わった後は、発展編として、調べた職業の会社の社長になったらどんなことにチャレンジするか、というテーマでアイデアをまとめた。
最後に、会社の仕事の企画書を作るという難題にも挑戦した。企画書作成については仕事のジャンルとして「製造」「観光」「医療・美容」「研究・教育」の部門が設定され、各部門でグランプリを決定するコンテスト形式になった。
選考については、①アイデア(独創性・発展性) ②マネジメントの観点(ヒト・モノ・カネ)③利益を得るまでの流れ ④社会貢献度という4つのポイントを見ながら先生が評価し、選ばれた児童が表彰された。
キャリア教育の締めくくりには、コース別の職業訓練が行われた。


企画・担当した先生から

野口恵太郎 教諭
警察や学校の先生といったわかりやすい職業しか知らなかった子どもたちが、授業を通して世の中にいかに多くの仕事があるのか理解したようです。たとえば飲食系にしても、食品を提供する店だけでなく、その裏には原材料を売る仕事、それを運ぶ仕事、はたまた土地や建物を買ったり借りたりする必要があることなど、キャリア教育を通して広く社会についても学べたと思います。