
ふだんインターネットを使っていて、見たいサイトや使いたいサービスに一瞬でアクセスできるのはなぜだろう? 日本のインターネットの土台を支えている日本レジストリサービスに聞いてみたよ。
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「ドメイン名」と「DNS(ディーエヌエス)」がアクセス先を瞬時に調べてくれるからだよ。
みなさんが見ているWebサイトや、使っているオンラインサービスのデータは、それぞれのサービスを提供するコンピューターの中に保管されていて、使う人はそこに接続することで情報を受け取ってサービスを受けることができます。
コンピューターを特定する「ドメイン名」
インターネットにはたくさんのコンピューターがつながっています。つながっているコンピューターにはそれぞれ異なる「ドメイン名」が付けられ、たくさんのコンピューターの中からアクセス先を特定できるようになっています。


DNSについて、もっと詳しく知るには、
こちらをチェック!
アプリからアクセスできるのはなぜ?
ふだん、私たちはスマートフォンやタブレットで、さまざまなアプリを使っています。それらのアプリにはアクセス先のドメイン名があらかじめ設定されており、それを使って、アクセス先のコンピューターに一瞬でアクセスできるようになっています。このように、ドメイン名とDNSは私たちに見えないところでアクセス先を瞬時に調べるという、大切な役割を担っているのです。

「.jp」は日本をあらわすドメイン名!
URLの一番右側にある「トップレベルドメイン(TLD:ティーエルディー)」を見ると、どこの国のドメイン名かわかります。「.jp」なら日本ですが、ほかにもいろいろな国や地域のドメイン名があります。


南極にもTLDがあるんだね。
TLDについて、もっと詳しく知るには、
こちらをチェック!
「.jp」にもいろいろな種類がある!
「.jp」のドメインは、個人でも組織でも、日本に住所があれば誰でも登録できます。ほかにも、特定の組織のみが登録できるドメインもあります。その代表的なものをご紹介します。
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日本に住所がある人
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日本の小・中・高校など
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日本の会社など
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日本の政府機関など
ドメインを見れば、どんな組織かわかるんじゃ!

「.jp」の管理を行う世界にひとつの仕事です
株式会社日本レジストリサービス
広報宣伝室 室長 横井裕一さん
JPRS(ジェーピーアールエス)は日本をあらわすTLDである「.jp」の管理を行う、世界でただひとつの会社です。「.jp」を管理するコンピューターが止まったり、組織との対応付けを間違えたりすると、「.jp」を使っているWebサイトにアクセスできなくなったり、誤った相手にメールが届いてしまったりする可能性があります。そうならないように、私たちは24時間365日、「.jp」を支えています。この仕事は、日本のみならず、世界全体のインターネット環境に影響します。社会基盤(インフラ)ともいえるインターネットを支えている、とても公益性の高い仕事なのです。
インターネットを「縁の下で支えている」会社です!
