
東京証券取引所ができたのは、今から147年前のことです。それとちょうど同じころに、世界では有名な出来事がありました。何だったのか、東京証券取引所に聞きました。
※当時は「東京株式取引所」といいました
- 証券取引所の仕事
- 株式売買の仕事
- 経済に関する仕事
東京証券取引所は1878年に誕生し、同じころにエジソンが電球を発明。それ以来、上場会社が増え続けているよ。
東京証券取引所には長い歴史があります。明治時代に渋沢栄一らによって設立され、もうすぐ150年を迎えます。東京証券取引所の歴史を、日本や世界のできごとと一緒に見ていきましょう。上場会社(下のコラム参照)の数がどんどん増えていることもわかります。
「上場会社」ってなあに?
上場とは、企業(会社)が発行する株式を証券取引所で売買できるようにすること。証券取引所の審査で上場を許された企業が「上場会社」です。

資金が集めやすくなる!

東京証券取引所のできごと

日本や世界のできごと
明治
1878年(明治11年)
渋沢栄一らによって「東京株式取引所」設立

▲渋沢栄一(渋沢栄一記念財団所蔵)
1879年(明治12年)
約150年前
エジソンが白熱電球を発明

▲エジソン
昭和
1943年(昭和18年)
約80年前
「日本証券取引所」となる
1949年(昭和24年)
「東京証券取引所」となる

▲東京証券取引所の立会場(1949年)
1950年(昭和25年)
上場会社数の推移グラフ(1950~1970年)

1955年(昭和30年)
70年前
後楽園ゆうえんち開園
(現東京ドームシティ アトラクションズ)
1957年(昭和32年)
コカ・コーラ日本上陸
1958年(昭和33年)
東京タワー誕生

▲黒板にチョークで株価を記入
(1959年頃~1974年頃)

昔は株価を黒板に書いていたのか!
1960年(昭和35年)
銘柄コードを全国的に統一
カラーテレビ本放送開始
1961年(昭和36年)
「市場第二部」開設
NHK(エヌエイチケイ)連続テレビ小説放送開始
1964年(昭和39年)
東京オリンピック初開催
1965年(昭和40年)
60年前
イリオモテヤマネコ発見

1969年(昭和44年)
「東証株価指数(TOPIX:トピックス)」公表開始
アポロ11号が月面に着陸
1970年(昭和45年)
日本万国博覧会(大阪万博)開催
1971年(昭和46年)
マクドナルド日本上陸
上場会社数の推移グラフ(1970〜1990年)

1973年(昭和48年)
「外国株式市場」開設

▲外国株式市場開設(1973年)
オセロ(ボードゲーム)発売
1974年(昭和49年)
「相場報道システム」稼働
ハローキティ(キティちゃん)誕生
1975年(昭和50年)
50年前
マイクロソフト設立
1980年(昭和55年)
ルービックキューブ流行

1982年(昭和57年)
システム売買(33銘柄から段階的)開始
500円硬貨登場
1983年(昭和58年)
東京ディズニーランド開園
1985年(昭和60年)
40年前
新立会場での取引開始

▲新立会場が完成(1985年)
スーパーマリオブラザーズ発売
1987年(昭和62年)
JR(ジェイアール)発足(国鉄民営化)
平成
1989年(平成元年)
消費税導入(3%)
上場会社数の推移グラフ(1990〜2010年)

1990年(平成2年)
ちびまる子ちゃんアニメ放送開始
1995年(平成7年)
30年前
プリクラ(プリント倶楽部)誕生

1999年(平成11年)
新興企業向け市場「マザーズ」開設、
システム売買へ完全移行

▲手サインで株式の取引をしていた(1999年まで)

今はすべて電子化されたんじゃ!
欧州の単一通貨「ユーロ」登場
2000年(平成12年)
「東証Arrows(アローズ)」オープン

▲「東証Arrows」オープン(2000年)
新紙幣2000円札発行
2001年(平成13年)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン開園
2005年(平成17年)
20年前
YouTube(ユーチューブ)設立

2009年(平成21年)
「株券電子化」完了
2010年(平成22年)
株式売買システム「arrowhead(アローヘッド)」稼働
小惑星探査機はやぶさ帰還
上場会社数の推移グラフ(2010〜2024年)


上場会社数がどんどん増えているね!
2013年(平成25年)
日本取引所グループ(JPX:ジェーピーエックス)発足
2015年(平成27年)
10年前
リニアモーターカー世界最速記録(時速603km)
2018年(平成30年)
株式の売買単位を100株に統一
令和
2020年(令和2年)
新型コロナウイルス大流行
2022年(令和4年)
市場再編で「プライム、スタンダード、グロース」の3市場に
東証Arrowsを見学して、お金や株式について楽しく学ぼう!
東京証券取引所 金融リテラシーサポート部のみなさん
お金に関する学びが大切な時代になってきました。東京証券取引所ビル内には「東証Arrows」という見学施設があります。ご来館のお客様に向けて、われわれ職員が投資や株式について知ってもらえるようご案内しています。「投資は自分と関係ない」と考えている人、「少し興味があるけどよくわからない」と思っている人、ぜひ見学や学習ツアーへお申し込みください。経済の中心地で株価のリアルな変動を見てみましょう!
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