高槻市立五百住小学校の6 年生らは、キャリア探究の一環として、アントレプレナーシップ(起業家精神)を学ぶ活動に取り組んだ。
- 実践校
- 大阪府高槻市立五百住小学校
- 学年
- 6年生(2025 年度) 2クラス計64 人
- 授業
- 総合的な学習の時間
- 時間
- 40コマ
- 使った教材
- 「おしごと年鑑」(ウェブ版)ほか
社会課題を調べる
「社会課題を解決する会社をつくる」をテーマに、2025 年10 月頃から、児童一人ひとりが「スマホの使い過ぎ」「少子化」「子どもたちのスポーツ環境の整備」といった社会課題について調べ学習を進めた。次に、同じ課題に関心を持つ仲間で集まり、課題解決のための起業に向け、企業理念や事業内容などをめぐって意見を交わした。その際、『おしごと年鑑』も活用し、各社の事業や特色を調べ、参考にしたという。
経営者のアドバイスをもとに事業計画を作成
また実際に、大阪府庁、高槻市教育センター、枚方市役所、食品メーカーや義肢メーカー、合成紙メーカーなどにメールを送ったり、訪ねたりして、社員にインタビューを実施。さらには、教育支援活動を手がけるビジネスリーダーらによる財団の協力も得て、実践的なアドバイスをもらい、事業計画を練り上げた。
校内でプレゼン大会を開催。優勝チームは後日、経営者の前でプレゼンも
最終的には、チームごとに事業計画をスライドにまとめ、26 年1 月末に校内でプレゼンテーション大会を開催。審査員には財団メンバーのほか、教育委員会や他校の教員、地域住民も参加した。
優勝チームは2 月、財団の数百人の経営者の前で対面でプレゼンテーションを行う機会も得た。
担当した先生から

教頭・高嶋重行先生
「社会課題を自分事としてとらえ、自ら起業して解決に取り組もう」。活動を始めた際、子どもたちは「会社をつくる」ということをイメージするのに苦労していました。その後、『おしごと年鑑』を活用した企業研究や、経営者の方々からの助言を通して、企業のあるべき姿や事業内容への考えを深めていく様子が伺え、成長を感じました。プレゼン大会で は多くの大人からの真摯なフィードバックに、悔しさや達成感で涙する場面もありました。私自身、子どもたちの「泣くほど真剣に学ぶ」姿から、今後もキャリア教育を通じてよりよい社会づくりに取り組む決意を新たにしました。