
各地から集まるたくさんの魚介類を取引する魚市場で、仲卸(なかおろし)業者がどんな仕事をしているか、東京魚市場卸協同組合に教えてもらいました。
- 食べ物に関わる仕事
- 人々の生活に役立つ仕事
- 水産業の仕事
国内外から届く魚介類を見極めて値段をつけるプロだよ!

ここは、東京都にある豊洲市場の水産卸売場。
僕ら仲卸業者がセリでカキの値段を決めているところだ。
豊洲市場には国内外からたくさんの魚介類が入荷されるんだよ。



仲卸業者は、市場に集められた魚介類や海藻類の品質・鮮度・大きさ・脂乗りなどを見極めて値段をつける。
それを仕入れに来るスーパーや飲食店の買出人向けに、選別して売る人のことなんじゃ。

1:00〜3:00ごろ
出勤・準備

3:00〜6:00ごろ
魚の品定めや値段づけなど取引を行う

6:00〜9:00ごろ
魚介類を店舗で販売

10:00ごろ〜
街のスーパーや魚屋に魚が並ぶ


上の図は、僕たちの一日の流れだ。
魚の鮮度や安定した流通のために、早朝から仕事をしているんだよ。
食の最前線にいるってことだポン!

仲卸業者の仕事を見てみよう!
僕らの仕事現場を紹介するよ!

仕事
1
魚の品質を見極める!
ここは、毎日入荷する魚介類が種類別に並べられる卸売場です。仲卸業者は、魚介類を見たり触ったりしながら、品質を見極めます。この作業は、値段をつける前の大切な仕事です。

僕らは、市場に入荷された魚介類の質を見抜く力で、買出人の希望をかなえるプロなんだよ。

仕事
2
値段をつける!
魚介類の品質を見極めたら、魚に値段をつけます。毎日品質が違う魚を取引するので、経験と知識が重要になります。

魚介類の品質を正しく評価することで、適正な価格で販売できるんだよ。
取引は3つの方法で行われる
魚市場ではまず、集められた魚介類を売る卸業者と、それを買う仲卸業者の取引があり、主に3つの方法で行います。
セリ売り
売り手が複数の買い手に値段を競わせ、最も高い値段をつけた買い手に売る方法。マグロなど値段の高い商品の取引に使われます。
入札
買い手が紙に希望の値段を書いて売り手に渡し、その中で最も高い値段をつけた人に売る方法。
相対取引
売り手と買い手が話し合いで値段を決める方法。一度にたくさん取引をしたり注文したりする時に使われます。
豊洲市場で決まった魚の値段は、小売店の値段のベースになったり、ほかの魚市場の値段に影響を与えたりするんじゃ!

仕事
3
買出人に商品を販売!
値段をつけて仕入れた魚は、豊洲市場に400軒以上ある仲卸店舗で、一次加工や小分けを行い販売します。

売場にやってくる買出人は、街の魚屋やスーパー、飲食店のほか、海外からも魚を仕入れに来ているんだよ。

仲卸業者は「買出人の欲しいもの」にこたえるプロなのね!

おいしいお魚をたくさん食べてもらいたい!
東京魚市場卸協同組合 理事長 早山 豊さん
「日本の台所」と呼ばれる豊洲市場では、400軒以上の仲卸業者が多種多様な魚介類をそれぞれの専門家・プロとして自信をもって販売しています。魚河岸(魚市場)の起源は江戸時代にまでさかのぼります。その技術・心意気は日々磨きをかけて進化させながら、日本橋→築地→豊洲と400年以上にわたり受け継がれてきました。なんと創業100年以上の仲卸業者も軒を連ねています。この長い間で培われた経験をもって、皆さんに安全・安心・おいしいお魚を届けられるように、日々切磋琢磨していますので、たくさんの種類のおいしいお魚を食べて、ぜひ市場にも来てみて、お魚を大好きになってほしいと思います。
仲卸業者が働く魚市場に、ぜひ来てくださいね!
