
電車は毎日みんなを乗せて走っています。しっかりした管理がそれを支えているのです。鉄道電気工事で働く特殊車両について、日本電設工業に聞きました。
- 鉄道を支える仕事
- 電気設備を作る・守る仕事
- 社会のインフラを作る仕事
ふつうの道路も線路も走れる「軌陸車(きりくしゃ)」と、電柱を建て替える「電柱建替用車両 」がすごい!
電車は電気で走ります。電車線(架線など)や電気設備はまさに電車の命。
鉄道電気工事には、ふだんあまり見ることのない〝レアな車両〞が活躍しています。その働きぶりに注目してみましょう。

ぼくら電車のために頑張ってくれてるんだ
車両好きなみんな、ワクワクするよね!

道路と線路の二刀流! 電車線の設置で活躍する「軌陸車」!
軌陸車はふつうの道路はタイヤで走行し、線路は車輪を下ろしてレール上を走行できる特殊車両。フットワークに優れ、いろんな場所にすぐ移動できます。軌陸車の高所作業車は作業台を高く伸ばして、電車線の設置など高所での作業を行います。


インテグレート架線とは?
首都圏の架線方式は「インテグレート架線」に改良が進められています。これまでの架線方式では、電線が5本または6本必要でしたが、3本に簡素化する方式です。費用面やメンテナンス面でもメリットが多い新技術です!
エコにもなるしいい技術だポン!

見るのは難しい!? 激レアな「電柱建替用車両」!
JR(ジェイアール)東日本の路線では、新幹線の高架橋上で電柱を建て替えるための専用車両が活躍しています。それが2022年に誕生した4両編成の「電柱建替用車両」。高架橋上の古いコンクリート電柱を、耐震性の高い鋼管柱へ交換する作業を行っています。

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電柱用高所作業車
電線や電車線金具類の取り付けや取り外しの作業を行う
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装柱作業車
架線(トロリ線)などを支える金具をいったん別の装置で支える
3
電柱建植車
クレーンで電柱の撤去や設置の作業を行う
4
電柱運搬車
新設する電柱と撤去した電柱を運搬する
2027年度までに約4000本の電柱を交換するよ


電柱建て替えの作業はこうする!
以前の建て替え工事は、高架下からクレーン車で作業をしていたため、とても時間がかかりました。でも今は4両編成で一気に作業できるため、格段にスピードアップしました!

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高所にある電線や金具などを外す
2
トロリ線などを支持する金具をいったん別の装置で支えて、電線の高さが変わらないように固定する
3
クレーンでコンクリート電柱を抜き取って、電柱運搬車に乗せる
4
新設する鋼管柱が積まれている

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鋼管柱の設置後、外していた電線や金具などを元に戻す
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鋼管柱の設置後、別の装置で支えていたトロリ線などを支える金具を元に戻す
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クレーンで、電柱運搬車から鋼管柱を吊り上げて、鋼管柱を設置
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古い電柱を運んでいく
(JR東日本リリース資料から編集部で作成)
効率よく作業できるわけじゃ!

電柱やそれぞれの電線で作業が行われる
軌陸車は仕事の頼もしい相棒です!!
日本電設工業株式会社 鉄道統括本部
電車線支社 工事第三グループ 階 正樹さん
線路の上空に張り巡らされた架線。この架線を張り替えたり、ビームや電柱といった架線支持物を設置したり建て替えたりするのが私たち電車線部門の仕事。この仕事の頼もしい相棒が軌陸車です。線路上では軌陸車を使い、地上5mの位置で作業をします。高所作業になるため、墜落制止用器具などの安全装備の着用が欠かせません。夜の作業は大変ですが、作業後、始発電車が無事に走る姿を見るとホッとしますし、皆さんが安心・安全に電車に乗っている、そんな毎日を支えらえるこの仕事を誇りに思っています。
私たちは電車の安全を支えています。
