年齢や性別、国によって色の好みが変わるって本当?

おしごと年鑑 「知る」「学ぶ」「楽しむ」をかなえるお仕事 2026年度
公益社団法人色彩検定協会

色の好みに年齢や性別、国は関係あるの? 世界中の人が好きな色は? 身の回りにたくさんある色の好みについて、色彩検定協会に聞いてみました。

  • 色に関する仕事
  • 知識を伝える仕事
  • 検定の仕事

好きな色が年齢や性別で違うって知ってた?
じつは、国によっても違うんだよ。

好きな色って何だろう

色は印象を左右し、時には気持ちや心理にも訴えかけます。中でも「好きな色」は、年齢や性別によって変わります。1995〜96年に行われた、20ヵ国で美術デザインを学んだ学生を対象にした調査では、各国共通で青が好かれるという結果が出ました。
さらにドイツやフランス、アメリカなどの欧米圏では赤や黄色などの原色が、日本や中国、韓国などのアジア圏では白や明るい色が好まれるなど、文化や国民性によって、色に対する感情や好みが異なることもわかりました。2014年に日本で行われた小中学生への調査でも、年齢や性別により、好きな色が違う傾向が見られました。

(一財)日本色彩研究所による調査(2014年)

(一財)日本色彩研究所による調査(2014年)

好きな色って男子と女子でも違うんだ!

ミナト

同じ性別でも年齢で好きな色が違うのね

ミナ

車で見る、世界の各地域の人気色の違い

アメリカの塗料専門メーカーAxalta(アクサルタ)が、毎年行っている自動車の人気カラー調査によると、日本やアジア、北アメリカでは白が一番人気なのに対し、ヨーロッパではグレーの方が人気です。この地域では、控えめで洗練されたデザインが好まれるためということです。また、アジアでは近年、イエローやゴールド、グリーンやオレンジなど鮮やかな色の車が増加しています。

世界の車の人気カラー

世界の車の人気カラー

参考:Axalta 「2025 Global Automotive Color Popularity Report」から編集部で作製

北アメリカでは、白が人気なんだポン

発売されるランドセルの色が、毎年違うって本当?

ランドセルの色や形に関する規定は特にない学校が多いため、発売されるランドセルの色も、毎年少しずつ変わっています。例えば、イオンの「トップバリュ かるすぽ はなまるランドセル24」は、流行を取り入れて、その年に発売する色を決めています。女の子はパープル系やサックス系、男の子は黒や青系が人気で、本体とヘリを異なる色にして組み合わせる「コンビカラー」も注目を集めています。

2026年発売の24種類のランドセル

写真提供:イオンリテール株式会社

「コンビカラー」ってなに?

一般的にコンビカラーとは、「2つの色を組み合わせたもの」のことです。運動ぐつやスポーツのユニフォームに使われるコンビカラーは、元気でスポーティーな印象を出すため、違いがはっきりとわかる2色を組み合わせるものが多いです。

1

赤と青=鮮やかで違う色

2

こい色とうすい色(明るさが違う色)

3

赤と白=鮮やかな色と、白や黒を組み合わせたもの

4

白と黒=反対の色どうしの組み合わせ

コンビカラー

皆さんの身の回りにも、どんなコンビカラーがあるか探してみましょう。

好みではなく、法律などで使う色が決まっているものもあります

街で見かける案内サインなどの色は、自由に選ばれているわけではなく、産業標準化法に基づく日本産業規格(JIS[ジス]規格)で定められた色が使われています。道路標識や避難誘導サインなどで使われる「JIS安全色」というもので、赤・黄赤・黄・緑・青・赤紫の安全色6色と、白・黒の計8色が規定されています。JIS安全色は、私たちが安全に暮らすための情報の色分けに役立てられているのです。

赤

赤は「禁止」などを意味し、立ち入りや撮影を禁止する標識などに使われます。

黄

黄は「注意」「警告」を意味し、事故やけがへの注意を促すのに使われます。

緑

緑は「安全」「避難」などを意味し、非常口や避難経路のサインに使われます。

道路の案内標識

青は「指示」を意味し、道路の案内標識などに使われます。

みんなが安全に暮らせるように色分けされているんじゃ!

ドングリーン

好きな色を大切にして、楽しんでください!

答えてくれた人

公益社団法人 色彩検定協会
検定推進本部 天谷晃康さん

皆さんの好きな色は何色ですか? それは洋服や文房具など、物によって違うかもしれません。また、その色について、何か思い出があったりするかもしれませんね。今はキャラクターやアイドルなど、推す対象(応援している対象)を象徴する色、推しカラーもあったりします。
企業は私たちの好きな色を「売れる色」として使う場合も多くあって、家電やインテリア、ファッションなど色々な製品に反映されています。
これからも自分の好きな色を大切にして、色を楽しんでください!

服や文房具を好きな色でそろえると楽しくなりますよね!

答えてくれた人