
子どもから大人まで毎日たくさんの人に飲まれている清涼飲料水。毎日の生活に欠かせない存在です。清涼飲料水の果たしている大切な役割、どんな種類の飲料があるのかを全国清涼飲料連合会に聞いてみました。
- 飲み物の仕事
- リサイクルの仕事
- 環境にやさしい仕事
全国民が毎日500ml(ミリリットル)ペットボトル1本を飲んでいるよ!
毎日の水分補給に役立っています
2024年の清涼飲料水の総生産量は、2360万kl(キロリットル)。日本の国民全員が毎日500mlペットボトルを約1本飲んでいる計算です。大人が1日に必要な水分の量は約2.5l(リットル)。食品自体や体内から得ている水分をのぞき、1.3lを飲み物からとっています。
いつでも、どこでも、手軽に飲める清涼飲料水には、日々の水分補給という大切な役割があります。特に暑い夏は、熱中症にならないようこまめな水分補給が大切。たくさん汗をかいた時は、塩分を含んだスポーツドリンクがおすすめです。

清涼飲料水の種類は6500品(※)以上!
清涼飲料水がたくさん飲まれている理由の一つはたくさんの種類があることです。日本で販売されている清涼飲料水は6500 品以上。お茶飲料、ミネラルウォーター、炭酸飲料、果実飲料、コーヒー飲料などさまざまなカテゴリーの商品があり、その時の気分や季節に合わせて選ぶことができます。
※同じ製品で容器・容量の異なるものは1品
品目別生産量のシェア(2024年)


清涼飲料水容器の8割はペットボトルです。日本のペットボトルのリサイクル率は85%(2023年度)と世界でもトップクラス! リサイクルを進めるためには、皆さんが飲み終えた後、きれいに出してもらうことが重要です。ぜひ、ご協力ください。あれこれカエルからのお願いです。
飲み終わったらきれいにして分別収集へ
飲み終わったペットボトルは下の図のようにするのが正しいルールです。
キャップやラベルを外し、中をすすいでつぶしたら自治体のルールに従って資源回収に出しましょう。

❶ キャップを外す

❷ ラベルを外す

❸ 中身をすすぐ

❹ 横方向につぶす
リサイクルボックスにゴミをポイ捨てしないでね
自動販売機の横に設置されているリサイクルボックスにペットボトルや缶、びん以外のものは入れないようにしましょう。飲み残しがあるペットボトルやプラカップを捨てるのもダメです。
選別作業が大変になり、リサイクルの質が下がってしまいます。



清涼飲料水のことを知って、おいしく楽しく飲みましょう!
一般社団法人全国清涼飲料連合会 広報部 稲野結子さん
清涼飲料水は私たちの暮らしに欠かせません。毎日の水分補給に加え、大規模災害時に電気、水道、ガスなどのライフラインが止まった時に真っ先に必要となるのが水です。緊急時に備え、ストックがしやすい清涼飲料水を家で備蓄しましょう。
清涼飲料水の歴史や、おいしく、正しく飲んでもらうためのヒント、飲んだあとの容器のリサイクルについてなど、清涼飲料水についてもっと知りたい人は公式HPの「清涼飲料を楽しむ」「清涼飲料水のQ&A」を見てくださいね。
水分補給は大切です!
