小学生で近視の子どもはどのくらいいるの?

おしごと年鑑 身近な生活につながるお仕事 2026年度
株式会社メニコン

文部科学省の調査によると、小学生の3人に1人が近視となっています。でも、日本だけでなく、世界中の子どもたちの近視率が増加しています。どうして近視が増えてしまったのでしょうか?

  • コンタクトレンズの仕事
  • 研究と製造の仕事
  • 健康に関わる仕事

スマートフォンなどで近くを見る時間が増えたり、太陽の光を浴びる時間が減ったりしたことが、視力低下の原因の一つと言われるよ。

地球 世界の各地域における近視の割合

世界の各地域における近視の割合

2050年には…

2050年には世界人口の半数が近視になり、そのうち10%は強度の近視になるといわれています。

2050年の近視と強度の近視の割合
参考:Global Prevalence of Myopia and High Myopia and Temporal Trends from 2000 through 2050
ドングリーン

世界の半分が近視になると予想されているのじゃ!

生活様式の変化で 近視が増加

近年、子どものころからスマートフォンやタブレット端末、パソコン、ゲームなどが身近にあり、長時間、近くを見ることが増えています。近くばかりを見ていると、目の形も、近いところが見えやすくなるように変化してしまうため、近視が進むといわれています。
また、太陽の光をたくさん浴びると近視になりにくいといわれていますが、外で遊ぶ時間が昔より短くなったのも近視が増えた原因の一つ。
こうした生活様式の変化は、世界的な流れです。このため、いま世界ではどうしたら子どもの近視を予防し、進行を遅らせられるかについての研究が盛んに行われています。シンガポールや中国、台湾などでは、学校で外遊びの時間を増やすカリキュラムを導入し、政府レベルで対策に取り組んでいます。

日本 日本

小学生の3人に1人以上が1.0未満

最新の文部科学省の調査によると、視力1.0未満の割合は、小学生では3人に1人以上となっており、中学生、高校生と年齢が上がるにしたがって増えています。約40年前と比べると、小学生における割合はほぼ倍増しています。

小学生の視力の割合

出典:文部科学省「学校保健統計調査」をもとに作成(数値は四捨五入)

近視にならないようにするには?

30分近くを見たら目を休ませる

30分近くを見たら 目を休ませる

スマホに集中しすぎて気付いたら1時間経っていた、ということはありませんか? 30分に1回は画面から離れて20秒間遠くを見たり、目を閉じて休めましょう。

太陽の光を浴びよう

太陽の光を浴びよう

太陽の光を浴びると、近視の進み方を抑えられると言われています。できれば1日2時間は外で遊んだり、散歩をしよう!

姿勢を正しく30cm以上目を離そう

姿勢を正しく30cm以上 目を離そう

本を読んだり、タブレットなどの画面を見る時は、姿勢をよくして目と本やタブレットの間は30cm以上離しましょう。姿勢が悪いと距離が近づきすぎたり、左右の目で距離に差が出たりして、目に負担がかかるからです。

近視になったらどうすればいい?

コンタクトレンズ

近視になると、目の中に入ってきた光が網膜の上できちんと像を結ぶことができなくなります。コンタクトレンズやメガネで光の入る角度を変える(矯正する)ことで、ちゃんと見えるようになるよ。

近視の場合

近視の場合

コンタクトレンズをつけると

コンタクトレンズをつけると

コンタクトレンズのココがいい!

フレームがないから裸眼のようにすみずみまで見えるし、揺れたり落ちたりしないからスポーツをする時に適しているよ。

視界が広い!

コンタクトレンズで見える範囲
メガネで見える範囲

コンタクトレンズ

メガネ

近視を進行させないための研究が世界的に行われている中で、「オルソケラトロジーレンズ」という角膜の形状を矯正して視力を改善するハードコンタクトレンズが注目されています。

オルソケラトロジーレンズとは

寝る前にレンズをつけて、寝ている間に角膜を矯正

寝る前にレンズをつけて、寝ている間に角膜を矯正

レンズをはずしても角膜の形状は保たれる

レンズをはずしても角膜の形状は保たれる

日中は裸眼で過ごせる

日中は裸眼で過ごせる

「ものを見る」ことについて考えてみてね!

答えてくれた人

株式会社メニコン
商品開発事業部 平田ひかるさん

「目でものが見える」ということは、多くの人にとって当たり前のことかもしれません。でも、その人の目にどんな世界が見えているか、それはその人にしかわかりません。目で見て判断するということはもちろん、人から話を聞いたり、肌で感じたりして、直接見えないものを想像することもとても大切。まずはこのページでご紹介した世界の子どもたちの目について想像しながら、「ものを見る」ことについて考えてみてください。

目を大切にしてね!

答えてくれた人