投資家と社会をつなぐのが証券会社の役割。どんな仕事なのか、国内最大の証券会社である野村證券に聞きました。
- 株式などの売買に関する仕事
- 投資に関する仕事
- 経済に関わる仕事
株式や債券などの金融商品の売買を通じて、豊かな社会の実現に貢献しているよ。
ここが証券会社の「トレーディングルーム」だ!
トレーディングルームでは、株式や債券などの売買や仲介をしています。たくさんのパソコンとモニターが並び、世界中のさまざまな情報が瞬時に入ってきます。マーケット(世界の金融市場)は24時間動いていて、絶え間なく取引が行われています。
複数のモニターを並べてマーケットに関するさまざまな情報をつねにチェックしているよ。
これはトレーダーやセールスが使う電話だよ。ボタンをひとつ押すだけで、すぐに相手につながるんだ。
証券会社で取引されているもの
株式
会社は株式を発行し、それを投資家に買ってもらうことで資金を集めることができます。投資家は、会社が利益を上げれば、その一部を配当として受け取ることができます。
債券
債券は国や会社などがお金を集めるときに発行し、投資家が購入します。株式と違うところは、期限が来るとお金(元本)を投資家に返すところと定期的に利子を払うところです。
証券会社は、世界の金融市場で株式や債券などお金に関する取引をしているよ。1日で何兆円ものお金が動いているんだ。
情報収集・分析
リサーチの仕事
投資家対応
セールスの仕事
株式や債券の取引
トレーダーの仕事
セールス・パーソンの1日を教えて!
川上佳子さん(*グローバル・マーケッツ営業一部)の場合
*世界の金融市場で24時間体制でサービスを提供する組織
世界を舞台に緊張感のある毎日を送っています!
5:30 起床
新聞記事を読みながら朝食をとり、身だしなみを整えます。前日に海外で起こったニュースをチェック!
7:40 オフィス到着
会社に着いたら、まずパソコンでマーケット情報を収集。チームメンバーと共有、分析します。その内容をメールにしてお客様に送ります。
8:45 取引開始
債券などの取引が始まります。取引金額は一度に数百億円にもなり、相手も国内外の銀行、保険会社、ヘッジファンドなど金融のプロフェッショナルなので、一瞬たりとも気が抜けません。
11:30 ランチタイム
チームのみんなでまとめてデリバリーを頼むことが多いです。「最近のお気に入りはグリーンカレー」(川上さん)
15:15 取引終了
証券会社ではさまざまな国籍の人が働いているよ。
15:30 お客様訪問
お客様のニーズをつかむため、他の部署の仲間たちと一緒にお客様のオフィスを訪問。雑談から得られるヒントもビジネスにつながります。
18:00 終業・帰宅
家に帰ったら晩ごはん。のんびりテレビを見たり、家族と話したり、くつろぎの時間です。「週に2回、趣味のバレーボールで汗を流しています」(川上さん)
23:00 就寝
世界の動きを常に追いかけています
野村證券株式会社
グローバル・マーケッツ営業一部 川上佳子さん
海外の大学院に留学後、外資系の金融機関を経て野村證券に入社。グローバル・マーケッツで働いています。私の仕事は、お客様の日本国債などの売り買いをお手伝いすることです。日本国債は、世界の経済や金融政策を反映して値段が変動します。
お客様には海外の投資家も大勢いて、日本経済や金融政策に関する問い合わせも多いです。どのような状況下でも野村證券に聞けばニーズに応えてくれる(野村證券に聞けば大丈夫)という信頼をお客様から得られた時にやりがいを感じます。
多くのお客様のニーズ(要望)に応えます!