世界にモノを運ぶプロ、日新が運ぶ貨物は実にさまざま。海、空、陸を駆け、確実に目的地に届けます。「そんなものまで運べるの!?」とびっくりするような大きなものをどのように運ぶかを教えてもらいました。
- ものを運ぶ仕事
- 輸出入に関わる仕事
- グローバルな仕事
大型の重機や資材などを運ぶ場合は、現地に視察や交渉に行き、計画していた輸送ルートで問題なく運べるか入念に確認します。
日本-キルギス間の大輸送プロジェクト!
中央アジア·キルギスでの公共事業、ODA(オーディーエー/政府開発援助※)に参加しているお客さんから、橋や道路を造るための重機や資材の輸送依頼が入りました。ゾウのように重たくクジラのように巨大な貨物を、たどり着くのも困難な場所にどうやって届けるのか見ていきましょう。
※ODAとは開発途上地域の開発を主たる目的とする政府および政府関係機関による国際協力活動のこと
どうやって大きなものを運ぶのかな?
ドキドキするね!
仕事が決まる!
中央アジアまで5000㎞超!
会議室で輸送ルートを確認
連雲港から鉄道で中国を横断して、キルギスに運びましょう!
▲︎3千m級の山々に囲まれたキルギス。この地で橋や道路を造るために必要な重機や資材を輸送! 下が完成予想図だ
2カ月後 いよいよ輸送スタート!
横浜から目的地·キルギスへ
重機や資材が出発
梱包作業やコンテナへの積み込みに立ち会います!
▲︎横浜で出港前に輸送する貨物の状態や数量に間違いがないか入念にチェック。現地、連雲港からトレーラーや鉄道で向かう
▲︎コンテナに積めない貨物は、在来船と中国国内をトレーラーで横断する
2カ月かけてようやくキルギスに到着
中国とカザフスタンの国境で
貨物の積み替え!
▲︎中国のトレーラーは国境を越えられないため、貨物を積み替える作業もひと苦労
▲︎積み替えが終われば、目指すはキルギスの工事現場だ
ゴールを目指して、広大な荒地をひた走る
キルギスの首都から8時間かけて
工事現場へ
工事現場までの幹線道路では遊牧民の馬や羊の群れと一緒になることも
▲︎輸送した重機は組み立てられ、運んできた貨物を使用して、橋や道路が造られる
完成後、5カ月かけてまた重機を日本へ
物流を通じて、世界の人々の豊かな暮らしをサポート
株式会社日新
グローバルロジスティクス営業第一部 第五課 小川淳市さん
日新は国境を超えたグローバルネットワークを駆使し、船舶·航空·鉄道·トラックの各種輸送モードを組み合わせた国際複合一貫輸送を提供しています。
今回は、橋梁(きょうりょう)建設工事に必要な大型の重機を船·鉄道·トラックを利用して海のない国キルギスへ輸送する仕事を紹介しました。このようなプロジェクトには、綿密な準備はもちろん、仕事を進める仲間との協力が必要です。これからもわたしたちは物流を通じて、世界の人々の豊かな暮らしをサポートしていきます。
綿密な準備と仲間の協力が欠かせません。