おしごとはくぶつかん

おしごと文庫«第2回»

おしごと文庫 第2回

しごとについての質問

最終的に天職に出合いたいけど、天職に出合えるのかなという不安があります

(16歳・男子)

答えてくれる人
児玉こだま ひろ さん
公共図書館非常勤司書、JPIC(出版文化産業振興財団)読書アドバイザーの官民両方の視線から子どもの読書推進活動を展開。幼稚園・保育園から中学生までを対象としたお話し会、ブックトークの実践とともに、教員や一般成人への講座や講演も多数。鎌倉女子大学短期学部初等科教育学科非常勤講師。新渡戸文化短期大学生活学科非常勤講師。小学館集英社プロダクション教育アドバイザー。
迷って当然。世の中にはたくさんの仕事がある

「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです」、イチロー選手は小学6年生のとき、作文にこう書いていました。かなえたい夢となりたい職業が、しっかり一致していたのですね。

でも、たいていの人は、将来はまだ漠然として、好きなことや得意なことが果たして職業になるのか? 自分に合う仕事に出合えるか? 不安になったり、迷ったりすることでしょう。

そんな人にこそ、お薦めの一冊です。得意な科目や好きなことから目次をたどれば、「世の中にはこんなにたくさんの仕事がある!」と驚くほど、多種多様な仕事が紹介されています。

そうそう、「何も好きじゃない、何にも興味がない」人のための特別編もありますよ。分厚い本ですが、興味のある項目だけ読んでも大丈夫。

  • 『新13歳のハローワーク』

    著者:
    村上龍
    絵:
    はまのゆか
    出版社:
    幻冬舎
    価格:
    2600円(税別)
自分でも思いがけないことに関心を寄せることもある

米国バークレーに住んでいるジャズは、勉強もスポーツもできるけど体形に強いコンプレックスを持つ高1の女の子。ひそかに思いを寄せている幼なじみのスティーブとユニークなビジネスを立ち上げ、ふたりはなんとなくいい感じ。

ところが、夏休みの3カ月をお母さんが幼い頃を過ごしたインドの孤児院に滞在し、恩返しに家族でクリニックを開設することに。そんなに長くスティーブと離れるなんて!

嫌々ながら出かけたジャズでしたが、家族が真剣に働く姿を見ているうちに、少しずつ関心を寄せるようになります。

気候も文化も生活習慣も違うインドでの日々。ジャズは自分が自由であること、今、自分に何ができ、何をすべきかを考え、行動を起こします。

  • 『モンスーンの贈り物』

    著者:
    ミタリ・パーキンス
    訳者:
    永瀬比奈
    出版社:
    鈴木出版
    価格:
    1600円(税別)
一覧へ戻る